エンジニアになりたい人間のブログ

恋愛に悩む文系学部卒のアラサーゲイが理系職に就くまでと、それからの記録

日々の勉強内容や、恋愛、感じたこと等、書きたい事を書く為のブログです。下ネタ有りなので苦手な方はブラウザバック。

【乙四】熱とその特性について

・熱量

 熱い物質から冷たい物質に熱は伝わる。この熱の大きさを熱量という。

 単位はJ(ジュール)を用いる。なお、カロリー(cal)という単位も用いられる。

 1cal≒4.2J となる。

 

・比熱

 物質の温まりやすさを示すものが比熱である。

 物質1gの温度を1K(ケルビン)または1℃上昇させるのに必要な熱量を表す。

 例:水(15℃)    4.186J/(g・K)

   氷(-160℃)   1.0J/(g・K)

   鉄(0℃)      0.437J/(g・K)

 

 比熱は大きいほど温まりにくくて冷めにくく、小さいほど温まりやすく冷めやすい。

 

・熱容量

 熱容量とは、物質全体の温度を1Kまたは1℃上昇させる為に必要な熱量である。

 熱容量は、比熱×質量で算出できる。

 熱容量を"C"、比熱を"c"、質量を"m"とすると、次の式ができる。

  "C = mc"

 

・熱量の計算

 比熱を用いると、物質が温度上昇する時に必要な熱量を計算できる。

  "熱量 = 比熱 × 質量 × 上昇した温度"

 変数で表すと次の通り。

  "a"J  = "b"J/g・k × "c"g × "d"℃

 

・熱膨張

 物質は熱して温度が上がると一般に長さや体積が増え、冷やすと減る。

 膨張の計算には、線膨張率と体膨張率の二種類ある。

 ①線膨張率

  棒状の固体は1℃上昇するごとに、一定の割合で長さがふえる。

  ある物体の0℃の時の長さをL0とし、T℃の時の長さをLとすると、

  膨張後の長さは次式で求められる。

   L = L0(1+D×T) D…線膨張率

 ②体膨張率

  物質の温度が1℃高くなった時の物質の体積増加の割合を体膨張率という。

  なお、体膨張率は固体が最も小さく、気体が最も大きい。

  体膨張率が分かると、膨張後の全体積は次式で求められる。

   V = V0(1+B×T) V…膨張後の全体積

               V0…液体の元の体積

               B…体膨張率

               T…温度差