【乙四】酸化と還元
・酸化
物質が酸素と結合することを酸化という。
その化合物を酸化物という。
金属が錆びるのは、酸化の典型的な例にある。
物質が水素を失う反応や、物質が電子を失う変化を指したりもする。
・還元
酸化物から酸素を奪うことを還という。
物質が水素と結びつく反応や、物質が電子を得る変化を指したりもする。
酸化と還元は必ず同時に行われる。
・酸化剤
相手を酸化させる物質のことを酸化剤という。
酸素を失いやすい性質をもち、酸化剤は電子を受け取りやすく還元されやすい。
反応によって酸化数が減少する。
例:塩素酸カリウム、過酸化ナトリウム、硝酸、過酸化水素、酸素、空気、オゾンなど
・還元剤
相手を還元する物質のこと。
酸素を受け取りやすい性質を持ち、酸化されやすく、燃えやすい。
例:硫黄、赤リン、第四類危険物全般、水素、カリウム、ナトリウム